BUFFALO WHR-300HP2ルータで自宅VPNを構築してみた
自宅で無線LANルータとして使っていた、BUFFALO WHR-300HP2
ルータがVPN(PPTP)サーバとして使えることを知り、自宅VPNを構築してみた。

BUFFALO QRsetup 11n/g/b 300Mbps 無線LAN親機 WHR-300HP2/N (ワンルームマンションの一人暮らし向け)
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
準備
当然、BUFFALO WHR-300HP2ルータは必要だが、その他にもインターネット経由でこのルータにアクセスできるようにしておく必要がある。うちはマンションで契約している回線のため、グローバルIPを別途契約する必要があった。
ルータのVPN設定
ルータの管理コンソールにログインする。通常だとURLは以下。
http://192.168.11.1/
とりあえずファームウェアを最新化しておく。
続いて、Internet/LAN > PPTPサーバー を開く。
PPTPサーバー機能の「使用する」にチェックを入れ、認証方式を「MS-CHAPv2認証(40/128bits暗号鍵)のみ」に設定する。
次に接続用のVPNユーザを作成する。
ページ下部の「PPTP接続ユーザーの編集」ボタンをクリックする。
PPTPユーザの「ユーザー名」と「パスワード」を決めて、「新規追加」をクリックする。
インターネットに公開するユーザなのでパスワードは最も複雑になるように、最大長で大文字・小文字・数字・記号を含めたランダムなものにしておいた。
以下のようにユーザが登録される。
Windows 7のマシンから自宅VPNに接続
VPN設定ができたので、インターネット経由で自宅VPNにアクセスしてみる。
家のLANではなく、WiMAXのモバイルルータでインターネット接続したWindows7機を用いる。
ネットワークと共有センターを開き、「新しい接続またはネットワークのセットアップ」をクリックする。
「職場に接続します」を選び、インターネット アドレスをルータのグローバルIPに指定する。「接続先の名前」はわかりやすい適当な名前をつけておく。
ユーザー名とパスワードはルータの管理コンソールで作成したPPTPユーザの名前とパスワードを入力する。
作成後、プロパティから以下のように設定する。
- VPNの種類 : 「Point to Point トンネリング プロトコル(PPTP)」
- データの暗号化: 暗号化が必要(サーバーが拒否する場合は切断します)
- 認証: 「Microsoft CHAP Version 2(MS-CHAP v2)」のみチェック
以上の設定で作成したVPNで接続してみる。以下のように正しく「接続済み」になればOK。
この状態で自宅LANにいる、Raspberry Piにログインできることも確認できた!
まとめ
以上、比較的簡単な手順で自宅VPNを構築できた。以前はYAMAHAのルータで設定していたが、あちらは数万円クラスの機器なので、それに比べるとBUFFALOのルータは数千円程度で構築できる。手軽に自宅につなぎたい程度であれば、十分に実用可能なレベルだと思う。
以上!

BUFFALO QRsetup 11n/g/b 300Mbps 無線LAN親機 WHR-300HP2/N (ワンルームマンションの一人暮らし向け)
- 出版社/メーカー: バッファロー
- 発売日: 2013/12/28
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る